科名:イネ科
英名:quackgrass
長さ:40~120cm
原産地:地中海地域
地下茎の栄養繁殖により侵入し、面的に広がっていく、イネ科の多年生雑草です。強害雑草の筆頭としてあげられています。
【穂】
麦の穂に似た形をしていますが、小穂はあまり広がりません。
【茎】
チモシーと同様に、茎は円筒状になっています。
シバムギの葉鞘には短毛がありその有無で見分けることができますが、個体変異のためわずかに生えている個体や生えていない個体もあります。
【葉耳(ようじ)・葉舌(ようぜつ)】
細い三日月型の葉耳がとても目立ちます。葉舌はありません。葉耳の先端は赤色に変色する場合があります。
【分布形態】
地下茎を持つため、株化せずに面上に広がります。
【葉の形態】
葉は、若干ざらつくがあります。
【全景】
地下茎を持つため、株化せずに面上に広がります。葉に光沢感があります。
【主な増殖形態】
「地下茎からの再生」で増殖します。
【防除方法】
シバムギの草丈が40~50cmをめどにグリホサート系除草剤を散布します。