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オーチャードグラス

科名：イネ科
英名：orchardgrass
長さ：40～120㎝
原産地：ユーラシア温帯

チモシーより刈り取り後の再生力に優れ、年間3～4回の収穫が可能なことから、土地面積に制約がある畑作酪農地帯など、集約的に牧草を生産したい場合に最適な草種で、放牧にも使われています。
　オーチャードグラスはチモシー以上に不良植生を抑制することが見直され、糖含量も高め、嗜好性を改善された品種の開発も進んでいます。チモシーよりも出穂がやや早いことから、収穫期を拡大するのに最適な草種です。そのほか、耐倒伏性に優れる、高温干ばつに強いなどの優れた特性をもっています。

【穂】
穂長は8～15cmで、1つの小穂に2～5つの小花をつけます。

【茎】
茎の根元が扁平です。出穂した分げつは、根元が丸くなります。

【葉耳（ようじ）・葉舌（ようぜつ）】
葉舌はなく葉耳が半面にくっつくようになっています。葉身は二つ折りまた、シバムギのような微毛はなく葉も直立しています。

【分布形態】
株化しています。

【葉の形態】
新葉は、二つ折りです。

【全景】
株化するため、ドーム状に見えます。